2021年2月6日に思ったこと
「じゃあ、〜時にトンネルで」
指定された時刻ぴったり到着くらいで家を出たからちょっと申し訳ないな、なんて思いながら行ったら当然誰もいなかった。
なんとなくで作った曲の骨組みにラップをのせて遊んでみたかったから、
ラップをしてる友達
スケボーしてる友達
に声をかけた。
普段は歌詞がいらないバンドをやっているから、何度もループするフレーズに合わせて言葉を捻り出していく二人の様が不思議で、可笑しくみえた。
「生きる意味」とか「俺たちのリアルで」なんて普段の作曲時にはまるで考えもしないことだから。
インストバンドをやっている理由として、
メロディを書く事に苦手意識があるのが一番だけど、実はそれ以上に「世の中に訴えたいこと」が無いために歌詞が書けないから、というのがある。
フィクションで物語を作るのも手だけど、言葉にしてその尻尾を掴まれることに気恥ずかさがあるし、
(友人、知り合いの歌詞を見て小っ恥ずかしくなる事もしばしば)
「僕は僕でいいし、他人は他人で良し」の精神だからわざわざ言葉にできないのだ。
そんな風に思っていたけど、ループしてる曲に合わせてなんちゃってフリースタイルをやってみた時に、想像よりも言葉が繋がって転がって、意外と言いたいことがある事に気がついた。
帰宅して数時間経った今は何を言ったか綺麗さっぱり忘れている。
思い返しても大したことは言ってないだろうから、何かディレクション用に書き並べてみようかなー、なんて思うけど、
それでもやっぱり自分自身の切り取りを宣うことは気恥ずかしいから、フィクションの人影を語呂良く転がすことに意識がいきそう。
何気なく放り投げられた言葉に新しい響きを覚えたから、次回の打ち合わせがちょっと楽しみになっている。
メモ
もうすぐ日が暮れる
そっとタバコに火をつける
フィルター越しに伝わる熱
スピーカー越えて伝える説
明いらず俺たちの関係性
徐々に冷え込む気温
人も消えるぜネオン
虚しく光ることもない田舎町
ここから見えるのはよく見知ったイオン
このメモすら恥ずかしい。
ダサいと思われるのが怖い?